絶滅危惧種の鳥類について!トキの今後は?

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トキは、全長約75センチメートル。
翼を広げると、140センチメートルにもなる「大型の鳥類」。


絶滅危惧種のトキ

絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは、
絶滅の危機にある生物種のこと。


鳥類の絶滅危惧(絶滅のおそれのある種)の数は1991年版では54種、
1998年版では90種、2006年版では92種と増加している。


鳥類の評価対象種は約700種なので、
2006年版では、約13%が絶滅危惧である。


その中でも、新潟県・佐渡におけるトキの野生復帰について、
新聞、TV等マスコミで大々的に騒がれています。


かつては生態系の中で暮らしていたトキを復活させようと、環境省をはじめ、
野生復帰に向けて取り組んできたプロジェクトついて調べました。





トキの正式名称

トキは、学名において「Nipponia nippon」と名づけられている。
英名では「Crested Ibis」。



トキは朱鷺と書かれることがあるが、中国では紅鶴とも書かれる。



コウノトリ科トキ科トキ亜科に属し、
世界には12属26種のトキ類がいるという。





トキの生態

佐渡島のトキ。
元々は自然生態系の中で生きていたトキが、野生で確認されることはなくなった。



トキは、湿地や田んぼなどの小動物を食べ生活をしている。



トキが絶滅に至った理由は、化学農薬による影響が強いとされている。



かつては、田んぼや畑を荒らす害鳥とも呼ばれていたなど、
佐渡島だけではなく日本各地に生息していた。



しかしながら、日本では野生のトキは絶滅に至った。



2008年末にトキの野生復帰が行われたが、
このトキは日本産のトキではなく、中国産のトキから繁殖させたトキである。





トキのひな誕生

新潟県佐渡島で、野生のトキにひなが誕生した。
トキの野生復帰へ、新たな段階に入った。



ひなは、人工繁殖を経て、
2008年以降、島内に放鳥されたトキから数えて3世代目にあたる。



親鳥は、2012年に佐渡の自然界で生まれ野生のトキだ。



環境省は、
「トキが本来持っている野生としてのたくましさが引き出された」とみている。



どうか、無事に巣立ってほしいです。





2003年に日本生まれのトキ絶滅

トキはかつて日本各地に生息していたが、
生息環境の悪化などで、明治以降激減した。



日本生まれのトキは2003年に絶滅した。





野生復帰に向けて取り組んできたプロジェクト

環境省は、トキを野生に復帰させるため、
中国から1999年以降に贈られた5羽をもとに、人工繁殖と放鳥を続けている。



現在は、約100羽が島内の森林に生息する。



絶滅から10年余を経て、
野生復帰事業の進展とともに、繁殖の課題も見えてきた。



人工繁殖で育ち野生に放たれた親鳥は、抱卵や給餌を放棄する例が目立つ。



卵を産んでも、孵化(ふか)しない無精卵が多い。



昨年は、
自然界で24組巣作りをしたが、ひなが巣立ったのは2組にとどまった。



こうした問題を克服するには、
放鳥するトキに対し、施設内飼育の段階から、
孵化器を使わず給餌も親鳥に任せるのが有効であることが分かってきた。





トキの近親交配の影響

近親交配の影響も懸念される。
昨年(2013年)兄弟ペアから生まれたひな4羽は、飼育施設に隔離された。



遺伝的な多様性が確保されないと、
島のトキ全体の繁殖力免疫力が弱くなる恐れがあるからだ。



血統を増やす取り組みが、求められる。



環境省は、トキの野生復帰事業毎年1億5000万円を投じている。



放鳥せずに、
野生のトキが増え続けることが最終的な目標は、まだ時期を見通せない。



絶滅した種を復活させるには、膨大なコストがかかる。
トキが野生に定着するまでの長い道のりが、それを示している。



佐渡島では、地元住民らがトキの手助けをしている。
餌のドジョウやカエルが取りやすいように、冬でも水田に水を張る。
化学肥料や、農薬を抑えたお米を作る。



トキとの共生を目指す試みは、
島の豊かな自然環境を保全することにつながっていくのではないでしょうか。



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≪写真参照:環境省≫


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