地球温暖化の原因!その深刻な影響とは?

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ドキュメンタリー映画「不都合な果実」が、アカデミー賞を取りました。


その製作者であるアメリカの「元大統領候補」アル・ゴア氏が、
ノーベル平和賞を受賞しましたよね。


ゴア氏は、学生時代から地球温暖化の深刻さと、
その対策の必要性を、説き続けられてきました。


「温暖化」の3文字が、テレビや新聞で報道されない日はありません。


実際、2007年の夏は、異常に暑かったのを覚えています。


「東京郊外で40.9℃」というニュースは、
海外のメディアでも紹介され、話題になりました。


2006~2007年の冬は、世界各地で記録的な暖冬となり、
サンタの国フィンランドの首都ヘルシンキでは、雪のないクリスマスとなりました。


北極で氷がとけ、
ホッキョクグマが餌場をうばわれ、絶滅が心配されています。


「地球温暖化」は将来の可能性ではなく、現在進行中の危機です。


そして、その主たる原因は、人類が排出し続けている、
二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスであると考えられています。


温暖化の原因が、私たち人類の活動にあるならば、
その対策もまた、私たちが行うよりほかはありません。




地球温暖化について

温暖化の主要因

2007年2月に、「OPCC」
(Intergovermental Panel on Climate Change:気候変動に関する政府間パネル)
の第4次報告が出ました。



その要旨は、
CO2などの温暖化ガスの削減が進まない場合、
今世紀までに、20世紀との比較で、
気温1.1~6.4℃上昇し、海面19~58㎝上昇する、というものでした。



IPCCというのは、
1988年に「人類活動による気候変動の影響を評価する」目的で、
国連の下部組織として設立された機関です。



この予測が正しいとすると、
私たちの実際の生活に、どんな影響があるでしょうか。



まず、予測の精度について。



これらの予測は、
日本を含む各国が開発した気候モデルによっていますが、
現在の科学では完全な予測はできません。



それでは、どこまでわかっているのでしょうか。



①大気中のCO2濃度が増えることは確実

これは、化石燃料の使用などによる排出量が、
地球の持つ吸収力を超えているからです。



過去100年間に、すでに30%以上増えていることからも明白です。



②温室効果で温暖化が起こることもほぼ確実

地球に大気がないとすると、
表面温度は、マイナス18℃程度になると推定されています。



つまり、大気の存在が、
気温を生物に適した温度に保っているのです。



とくに、二酸化炭素を始めとする「温室効果ガス」は、
太陽からの可視光線を地表まで透す一方、
地表から放射される赤外線を反射して、
地表付近に蓄えるという効果を持っています。



適度な温室効果が、生物の存在、
ひいては文明に大きな恩恵をもたらしているのですが、
行きすぎると私たちとっての「適温」を超えて、
温暖化を進めてしまうのが問題なのです。



③温暖化の速度については不確実な部分が多い

温暖化を加速させる要因としては、
極地や高山の氷雪がとけて地面が現れ、太陽の吸収が大きくなり、
さらに温暖化が進むという「プラスの効果」があります。



その一方で、蒸発量が増加して雲が増えるため、
太陽光が増えることにより、
温暖化を抑制するという「マイナスの効果」もあります。



明確にいえることは、
現在氷雪に覆われている部分ほど、
つまり極地方などで、温暖化の影響がより大きいということです。



④海面上昇が起きることは確実

これは、温暖化で、
氷河や南極の氷など陸上にある氷がとけるし、
温度の上昇により海水が膨張するから、
起こることは間違いないですが、
その程度は、温暖化進行の速度その他の要因によって異なります。



以上のような状況を総合的に分析した結果、冒頭のIPCCの報告となりました。



だから、予測の幅は広いが、方向的にはその確率は高いのです。



IPCCは、90年に第1回の評価報告書を作成し、
「温室効果」が、
今後100年程度の気候を変動させる主要因になると警告しました。



95年には第2回、01年には第3回の報告をしています。



第4回となる今回の報告書が、
第3次報告書と大きく変わったのは、
「温暖化は、
 人為的な温室効果ガス放出の影響が原因であることは、90%以上の確率で正しい」
としていることです。



前回までは、
懐疑的な見方が多かったのですが、今回は疑う人はかなり少なくなりました。






温室効果ガスは”悪玉”ではない

「温室効果」とは、
地球の表面から宇宙に向かって発せられる熱放射が、
大気中の物質に吸収され、その一部が再び地表に戻されることにより、
大気の温度が上昇する現象です。



この温室効果を促す原因物質を「温室効果ガス」と呼びます。



地球大気の気温が、温室の内部のように上昇するため、
温室効果と呼ばれていますが、その原理は異なります。



温室の場合には、
太陽光線により内部の地表面温度が上昇し、
暖められた空気が、温室内に閉じ込められることにより気温が上昇します。



地球大気による温室効果は、
本物の温室とは原理的に異なっていますが、
実際には、温室に似た効果を及ぼすことから、このように呼ばれています。



大気の温室効果は、1824年に、
「フーリエ解析」の考案で有名な、
フランスの数学者ジョゼフ・フーリエによって発見されました。



また、温室効果に対する二酸化炭素の関与については、
スェーデンの物理化学者スヴァンデ・アレニウスが、1896年に初めて言及しました。


しかし、当時はまだ、
大気の温室効果の原理も、
ビニールハウスと同じものだと考えられていました。



地上からの放射が、温室効果ガスで吸収、
再放出されるメカニズムが解明されるのは、ずっと後のことです。



地球に大気が存在しない場合、
太陽から受ける光エネルギーと、
地球からの放射に基づいて計算される地球表面の平均温度はマイナス18℃くらいで、
これでは、地球全体が凍りつく「全球凍結」状態となります。



現在の地球の平均気温が、
約15℃に保たれているのは大気の保温効果によって、
熱が大気中に留まっているからであり、
その重要な一役を担っているのが、温室効果ガスです。


現在は地球温暖化の中で、
「温室効果は悪」と思われがちですが、実際は逆であり、
地球の生物が快適に暮らせるのは、実は温室効果の賜物なのです。


は、波長によって、

  • 「紫外線」

  • 「可視光線」

  • 「赤外線」


・・・に、分類されます。



もっと一般的に言えば、光は電磁波の一種で、
紫外線の外側はX線であり、赤外線の外側には電磁域が広がっています。



放射される光(電磁波)の波長は、
放射する物体の温度が高いほど短くなります(周波数が高くなります)。



表面温度6000℃の太陽光は、
可視光線域での放射が最も強く、
一方、地表や大気の温度は、太陽表面に比べるとはるかに低いから、
放射電磁波の波長は、可視光線よりずっと長い赤外線域が中心となります。


太陽放射のうち、
可視光線は期待による吸収が少ないため、
そのほとんどが大気を透過して地表に届き、地表を暖めます。



一方、生物にとって有害な紫外線は、
オゾン・窒素・酸素に吸収されるため、地表まで届くのはごく一部です。



吸収された可視光線は、
地表を暖め熱となり、赤外線として宇宙に向かって放射されます。


しかし、地表から放射された赤外線は、
大気中の水蒸気や二酸化炭素などの「温室効果ガス」に吸収されます。



吸収された赤外線の一部は、
上方(宇宙)に放射されるが、
残りは地表に戻され、地表をさらに暖めることになります。



これが、地球における温室効果の仕組みなのです。



温室効果ガスには、
二酸化炭素のほか、水蒸気、オゾン、フロン類、
一酸化二窒素(亜酸化窒素ともいう)、メタン、一酸化炭素などがあり、
みな同様の性質があります。



これらの気体の中で、
温室効果への寄与度がもっとも大きいのは、
実は水蒸気であり、温室効果全体の、実に60%を占めています。



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地球温暖化の影響

熱波による死者が、なんと年間数万人。

2007年8月16日に、
埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で最高気温40.9℃を記録、
1933年7月の国内最高記録40.8℃(山形市)を74年ぶりに更新しました。



ほかに、埼玉県越谷市(40.4℃)、
群馬県林市(40.3℃)、岐阜県美濃市(40.0℃)で最高気温40℃を突破しました。



また、東北地方南部から、
九州地方の各地で、35℃以上の猛暑日となったほか、
関東地方や東海地方を中心に、25カ所で観測史上最高を記録しました。



結局、観測史上最高気温を記録した観測地点は
100カ所にものぼりました(8月16日地点)。



報道では、
各地で熱中症で倒れる人が相次ぎ、埼玉など6都府県で11人が死亡。



気温がとくに高かった東京、埼玉、群馬、岐阜の各都県と、
名古屋市だけで、約350人が病院に搬送されました。


アメリカでも、熱波による死者が相次ぎましだ。



南東部と南西部で、
37.え℃を超える熱波がいすわり、8月半ばまでに死者50人に達しました。



テネシー州のメンフィスだけでも、12人の死亡が確認されています。



熱波による犠牲者という点では、
2003年、ヨーロッパでの3万5000人の死亡が特筆されています。
(2万2000人程度という説もあります)



データにより数字にばらつきがありますが、
フランスが一番ひどく、約1万5000人が死亡しています。



フランス、とくに北部では、
通常の年には夏はそれほど暑くなりません。



それが、いきなり40℃を超す猛暑に襲われました。



ヨーロッパにはエアコンのない住宅が多く、
人々が暑さ対策になれていないことも、被害を大きくした原因と言われています。



その他の国々でも、ドイツ約7000人、
イタリア約3000人、イギリス2000人以上が死亡しています。



アメリカでは95年にはシカゴだけで700人、
全米では、1021人の死者を出しています。


このように、温暖化というと、
まず暑さによる直接的な被害が想定されます。



その一方、
寒さで死亡する人が減るというメリットも予測されていますが、
例えば、現在のアメリカでは、
寒さで死ぬ人の2倍も、暑さで死んでいるという推計もあり、
温暖化の影響は、マイナス面の方がはるかに大きいと考えられています。



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台風が巨大化し、森林破壊・砂漠化が進む

気温が上がると蒸発量が増えるので、気候が大きく変わります。



そのため、最近では「温暖化」ではなく、
「気候変動」という言い方をする研究者が増えています。



まず海洋や沿岸部では、
蒸発量の増えた分だけ、降水量も増加すると予想されます。



そのため、
熱帯地域では台風、ハリケーン、サイクロンといった、
熱帯性低気圧の威力が増大すると考えられています。



台風の発生と発達は、



  • ①温かい海面から、水蒸気が大量に発生する。

  • ②温かい水蒸気は、軽いから急上昇する。

  • ③ところが上昇すると、周囲の気温が低くなるから水蒸気が疑結して水滴になる。

  • ④そのときに膨大な熱(疑結熱)を発生し、それがさらなる上昇気流を巻き起こす。



というメカニズムによっています。



つまり、台風の威力は、
簡単に言えば、海水の蒸発熱を原動力としています。



だから、温暖化で、
「海水温度が上昇するとその分だけ威力が増す」というわけです。


2005年のアメリカ南部を襲った、
巨大ハリケーン・カトリーナの記憶は強烈でしたが、
そのような巨大なハリケーンや台風が多く発生し、
その分、洪水や高潮などの被害が多くなると考えられています。



ただし、
「一つひとつの威力は大きくなるが発生数は減少する」という予測もあります。



2004年3月に、
初めて赤道以南でハリケーンが発生し、ブラジルを襲いました。



最高風速40m。



ハリケーンではなかったという説もありますが、
世界的な気候変動により、
これまで台風、ハリケーンと無縁だった地域が、
被害を受ける可能性が出てきました。



降雨量の増加は、
地域によっては森林の成長を助けたり回復させますが
他の多くの地域では浸食を加速し土壌を流出させ、森林破壊につながります。



また内陸部では、
温暖化により蒸発量が増えると言っても、
もともと水分の供給量が不十分なため、乾燥化が進行し、
砂漠化する地域が増えると予測されています。


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